修学旅行 リベンジ’14
平成26年3月21日金曜日 春分の日
京都に近づくと、まるで我々を歓迎するかのようにきれいに虹が出ていた。
なんという演出、おもてなしだろうか。
早速ありがたいなぁ~!
AM8:00 京都に到着。
まずはインターからも近い東寺に向かう。
ドン!
これが見たかったのよ。
このザ・京都な景色を。
ある作家曰く
「旅における最大の醍醐味とは、自分がいままさにその場所に居るという実感である。」
おお、まさに自分は今、相棒と、仲間とともに、憧れの、8年ぶりの京都に居る!!
ありがたい…!
着いてそうそうこんなに感動してて大丈夫だろうか。そのうち飽きてしまわないか。
とりあえず親と、今回の旅のスポンサーである先輩に到着したことを報告。
東寺の境内は弘法市とやらで大変賑わっている。毎月21日に催されているようだ。
だが露店には目もくれず、足早に本堂へ向かう。
そう、東寺に来たかったのはザ・京都を見るためだけではない。
「京都三弘法参り」
四国八十八カ所に旅立つ前に、京都で3つのお寺を巡って安全を祈願するのだと。
4月に四国へ行こうと企てているので、是非ともやっておきたいと思った次第である。
ご朱印を頂き、お守りストラップもゲット。
次。
ザ・京都第2弾
飛び交う言葉の中に日本語が聞こえてこない。ここはどこですの?
京都における三大「日本語が全然聞こえてこないポイント」に認定。
景色より
圧巻なのは
人の数
・・・
午前中にザ・京都を2つまわれた。いいペースだ。
昼は天下一品の総本山!
美味い!
ありがたい
天下一品
ありがたい
雨が降り続いている。
次に向かうは銀閣寺。
中・高の修学旅行では行かなかったので今回が初めて。
ここで友人Mが傘を買う。
これが功を奏したんですねぇ。
直後…
晴れた。
雨あがったのに意地で傘を差し続ける友人M。
日傘?それ透明の日傘なの?
「うるせぇ」
一喝されたが気を取り直して銀閣寺。
雨が上がり一気に晴れたので建物や木から滴る水がキラキラ光り、屋根、地面からは湯気が立ち上り、それはそれは風情が増してありがたい。
今回の旅行で一番感動したかもしれない。
雨上がり
水も滴る
いいお庭
僕の句はともかく、来たタイミングといいお庭といい、素晴らしかったです。
銀閣を出た途端また雨が。
降ったり晴れたり変な天気やな。
続いて…
京都三弘法参り
2カ所目、神光院。
ここは小さ目のお寺。本当にここでいいのか?
でもちゃんとご朱印所がありました。
「どこから来はったんですか?」
「千葉です。車で。(ドヤッ)」
「まあ!」
4月に四国に行こうとしていることを話すと
「お若いのに信仰心がおありですごいですねぇ」
いや、全然そういうわけじゃないんですがね…。
東寺では朱印所の人と全然話せなかったので、優しい気さくなおばちゃんでありがたかった。
「道中お気をつけて」
やっぱり京都弁のイントネーションはきれいでいいですなぁ。
そのあとは下賀茂神社に行き、鴨川沿いを歩き、いい時間になったので
比叡山ドライブウェイを上ると素晴らしい雪景色が。
ありがたいなぁ~ここも!!
休む間もなく感動の連続だ。
延暦寺会館は結構最近できた建物だそうで、施設はきれいだし
部屋からも大浴場からも琵琶湖と市街を一望できる。夜景も素晴らしい。
お寺の施設なのにこんな至れり尽くせりで贅沢して大丈夫なのか?
飯は精進料理。
ここは贅沢してはいけないのね・・・。
1日目、これで帰ってもいいくらい満喫した。
しかしまだまだ。
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3月22日土曜日
2日目。
目を覚ますと、友人SSKが御光を浴びていた。
・・・・・・・。
今日は予定通り西側を攻める。
まずは北野天満宮。有名だけど、ここも来るのは初めてです。
ここは駐車場無料だって。今日も早速ありがたい。
梅が大変きれいでございました。
ここまで全くハズレがない。
2日目も、ザ・京都。
ということは…
「§☬※▽◇@●~!!」
はい出た。
京都における三大「日本語が全然聞こえてこないポイント」その2
仕方ないね。
金閣寺定番スポットで写真を撮っていると
「スイマセン、写真撮ってモラッテイイデスカ?」
背の高い一人の男性が我々に声をかけてきた。
友人SSKが撮ってあげる。
僕はよく知らないが、彼は「ジョジョ立ち」で写真におさまっていた。
「アリガトウゴザイマス」
彼が去って行ったのを確認してから友人MとSSKに問うた。
あれ外人だよね?
しかし2人は「いや、ふつうに日本人でしょ。関西の人っぽくない?」
ええ!?いやいや絶対外人だろう。
腑に落ちないが、写真を撮りつつ順路を行く。写真を撮りながら歩く自分は2人において行かれる。
順路途中の売店でさっきの男性に会った。
「さっきはどうも。」
「アア、ドウモ」
「何か買われるんですか?」
「エエ、お守りヲ。縁結びのを買います。ハハハ…」
やっぱり絶対外国の人だって。
核心に迫るべく質問した
「どちらから来られたんですか?」
「トウキョウデス」
何!?
しかし僕は動揺を隠し、それから二言三言、言葉を交わして別れた。
やっぱり二人が言う通り日本人なのか。
三大日本語が全然聞こえてこないポイントだから、てっきり彼もそうかと…。
いやでも
外国から移住してきて、今は東京に住んでいるからああ答えたのかもしれない。
「どちらの出身ですか?」って聞けば良かった。それだったら仮に日本人だったとしても失礼じゃないし。
失敗した。でも教訓になった。
出口で2人と合流し、少し会話をしたことを話した。
「だから普通に日本人だって」
うーん…。
金閣寺自体はやっぱり見て良かった。圧巻でした。
ここもすごい人。
仁和寺へは徒歩で移動。
門がでかい!
ここは京都三弘法参り、3カ所目。
ついに満願です。
この3つそろってる写真をいろんな人のブログで見ていたので
実際手にすることができて感動。
でもちょっと反省したいのは3つそろえることばかり考えて、お参りが雑だったかもしれん。
スタンプラリー気分でやったら罰が当たる。
四国ではこういうことがないようにしたい。
そして次はいよいよ…
東寺と並んで、これもすごく見たかった景色の一つ。
嵐山。
生の渡月橋。
ありがたい…。
昼飯は
にしんそば。
美味でした。
店員さんが可愛かった。
売店を物色。お土産を買う。
ここも外人さんが多い。
もうここも京都における三大「日本語が全然聞こえてこないポイント」認定でいいね?
竹林の道。
ありがたい。
一通り散策してまた渡月橋に戻ってきた。
風景を撮っていると年配のご夫婦に写真を頼まれた。
おじさんの方は酒を飲んできたらしい。
「酒の匂いも(写真に)入るかな?ハハハ!」
…
入らへんよ。
写真を撮ってあげると
「おおきに!」
おお、生の「おおきに」!
ありがたい。
渡月橋を渡り、市街へ戻ります。
15:30
時間的に次が最後になる。
ここは部長にすすめられていたので絶対に行かねばと。
ここも本当に素晴らしい。苔がきれい。
静けさの中に水の流れる音だけが響き渡る。
さらに夕陽が差してありがたみを増している。
かなり時間ぎりぎりで駆け足で見たけど、来て良かった。
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3月23日日曜日
3日目。
朝のお勤めに出た。
延暦寺の根本中堂というところでお経を聞く。AM6:30。
お経が終わり、お坊さんのお話を聞く。
仏様がそうであるように、優しさ、思いやり、素直な心をもつといいです。
自分の都合の良い時だけでなく、常にそうすることが大切です。
ここまで「ありがたい」を連発してきたが、このお坊さんのお話こそ本当にありがたかった。柔和な表情で語るこのお坊さんのように振る舞いたいと思いました。
高校の修学旅行以来8年ぶりの京都はなつかしさあり新たな発見あり、行く先々で全てがうまくいき、道中7~8割ももクロの話を聞かされていたこと以外は文句なしの2泊3日だった。
同行してくれた2人をはじめ、現地でかかわった人、気にかけてくれた人、景色、食事、天候、運、すべてに感謝して
この3日間のありがたさを忘れないように明日からまた過ごしていきたい。
相棒CX-5で行く47都道府県制覇の旅。
まだ行ってないところ、見てないところも多いけど、
京都はこれで制覇ってことでいいね?
京都万歳!!!
改心
車が納車されてからこの2か月、
最初の長距離ドライブは伊良湖岬への1泊旅行でゆっくりしたものの、
そのあとは伊豆半島を一周したり高知に行ってみたり、
いつも弾丸でもったいないなと感じ始めた。
どれだけのいい景色を、美味い物を、面白いトラブルをすっ飛ばしてきたのだろう。
何かに憑りつかれたかのように走りまくってきたが、そんなに生き急がなくてもいいんじゃないか?
好きな曲を流しながらひたすら走るだけも、それはそれで楽しいのだけれども、
やっぱりもっとゆっくり色んなところを見て回りたいと思った。
と言ってもそんなに長い休みをちょくちょくもらえるわけでもないので、
日帰りで行ける近場を考えて、
とりあえず何週間かかけて房総半島を制覇する。
第一弾 館山!
富浦ICを降りて向かったのは「大房岬」
車を降りて散策路を行く。
早朝なので人はほとんど居ない。
静けさの中に鳥の声だけが聞こえる。時折「コツコツコツコツ」と
キツツキが木を叩く音?も聞こえてくる。
1月末とは思えない暖かな気候も手伝って
すっかりドライブモードからハイキングモードに切り替わった。
この2か月、足りなかったのはこの感じだ。
やっぱりその場所その場所の雰囲気を五感をフルに働かせて満喫せにゃあ、
そこに行ったことにはならないんだ。
展望台より館山湾を望む。
天気が良ければ伊豆半島、富士山まで見えるそうだが、残念。また来よう。
そのあとは富浦漁港、崖ノ観音、館山城をそれぞれ見物し、
フラワーロードと呼ばれる海岸線をひた走る。
昨日買った「まっぷる」に載っていたサザエ推しの海鮮丼を食うべく、
伊戸だいぼ工房へ。
しかし、店に入るや否や
「お兄ちゃん、海鮮丼はもう終わったけど、他のでもいい?」
と、おばちゃん。
やっぱり人気なんですねぇ。
「また来ます…。」
12時に着いたにもかかわらずもう品切れとはよほどの競争率か、
元々準備してる数が少ないのか、いずれにしても食う価値がありそうなので
次回リベンジ。
さて、仕切り直し。
引き続き海岸線を走っていると
「サザエカレー、あります」
…
サザエカレーとは…気になる。
店の雰囲気もいい。ここだ。
ここの女将さんの人当りの良さたるや。いい人オーラがにじみ出てる。
しかも幼なじみのお母さんに似ている。
とても初めて来た店とは思えない居心地のよさ。
さっきの海鮮丼が品切れでなかったら、この店は見つけられなかっただろう。
人間万事 塞翁が馬とはこのことか。海鮮丼が品切れで良かったと思えた。
残念なことの後には必ずいいことが待ってるんですねぇ。
ありがたいなぁ。
美味かった!ごちそうさまでした!また来ます!
次回来るときどうするか…。海鮮丼か、ここのカレーか、
いや、海鮮丼からのサザエカレーはしごも行けなくもないか…。
まぁ、あと2回くればいいか。
最後に道の駅・ちくら 潮風王国を見て今日は終わり。
行き当たりばったりの一人ドライブだったが、なかなかいい行程でした。
館山城や海鮮丼、諸々やり残したことがあるので、桜が咲くころにまた来たい。
しかし館山見てまわるだけですごい時間を費やしたが、
これから日本全国ゆっくり見てまわるったらどんだけ時間かかるんだろうか。
やっぱり弾丸でどんどん行くのも必要かな。
性懲りもせず…。